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第76回鑑賞会 「はじめてのクラシック」(#13)  参加;52名
(下記は行事案内より一部転用)  今回の公演の模様は8月31日(土)午前10時よりBS朝日で放送される予定です!!
 ソリストに新進気鋭の若手演奏家が登場、毎回好評のコンサートです。両日とも応募
受付けます。公演日と枚数を明記してお申し込み下さい。
今回も前田紘子さんにお世話になります。
申し込み、問い合わせは前田さんまで。
◎ 開 催 日   令和元年7月22 日(月)・23日(火) 両日14時開演
◎ 会  場   赤坂サントリーホール 大ホール
◎ 演  目   第13回 「はじめてのクラシック」

           案内役  三枝成彰
           指 揮  小林研一郎
           チェロ  北村 陽(15才)
           管弦楽  東京交響楽団
◎ 曲  目    チャイコフスキー作曲 組曲「くるみ割り人形」より「行進曲」他
           バレエ音楽「白鳥の湖」より「千羽の白鳥の踊り」他
           ロココ風主題による変奏曲イ長調作品33(チェロ 北村 陽)
◎ チケット代  1,000円
◎ 申し込み   6月30日(日)までにFAXのみにて承ります。従来と申し込み方法が異なります。


枠下の小さい写真はクリックすると拡大します。

撮影;新井孚

鑑賞会 第13回「はじめてのクラシック」
     
7月22日(月)、23日(火) サントリーホール(大ホール) 参加;52名
指揮 小林研一郎  管弦楽 東京交響楽団
案内役 三枝成彰
プログラム 別掲のパンフレット参照

 今年も「はじめてのクラシック」の夏が来ました。多数の会員が両日に渡りクラシック音楽を
堪能しました。若者のクラシック離れが進んでいるとの事、中高校生の時から慣れ親しんでく
れれば将来の固定ファンになってくれるであろうという主旨もあると思います。
選曲も毎回親しみやすいポピュラーなものが中心です。今回の「くるみ割り人形」「白鳥の湖」
など共に入り易く楽しく癒される曲で、ロシアのバレリーナが踊る光景が浮かんできます。
チェロ演奏は何と15歳の北村陽君、将来の逸材としてその才能、ひらめきを披露、演奏会に
参加の中高校生に親しみと諸々の刺激をあたえたのではないでしょうか。チェロの超絶技巧
と云われる演奏法を完全にマスターするのはこれからでしょう。期待してます。

最後に全ての聴衆を感動と興奮の渦に巻き込んだのは、祝典序曲「1812年」です。指揮者
の熱の入れ方、オーケストラの技量、見事です。ロシアに侵攻したナポレオン率いる仏軍をロ
シア軍が撃退する史実に基ずく曲、それを音楽で表現するとどうなるか、その教科書のような
曲です。ナポレオンの進撃と防ぐ民をラ・マルセイエーズの曲の力強い勢いのある調子から弱
く静かな響きとなり、代わってロシア軍の反撃と勝利を表現してロシア国家民謡が力強く、勢い
よく演奏され最後は勝利の砲撃を表す大太鼓の連打、サンクトペテルブルクで全ての教会でな
らされたであろう鐘の音を表す金属打楽器の連打、喜びに沸く民衆の顔が浮かんで来ます。

元気が出て若さが(若い人も大勢いました)よみがえる演奏に両日共聴衆の方々はスタンディ
ングオベーションで称えました。
終演後22日参加グループは居酒屋で、23日のグル-プは喫茶店で音楽の盛り上がりそのまま
に若さ溢れる賑やかな懇親会を催しました。
三枝先生の解説、クラシック音楽の奥深さを理解する上で大変役立っております。企画運営大
変なご苦労と思います。来年また催される事を期待しております。
(古谷)

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