戻るトップページへ戻る

白門40年会創立20周年記念特別企画観劇会
          ― 観劇の旅―

  (下記は一部20周年特別企画 観劇会案内より転用しています)
 白門40年会は創立20周年となり、観劇・鑑賞会も通算50回を数えました。
この度20周年を記念として、別途「観劇の旅」を企画致しました。
ただしこれは、40年会催事としては行わず、あくまで個人参加・有志として
行うものです。
 俳優仲代達矢・故劇作家隆巴夫妻が設立に関った能登演劇堂開館20周年に、
北陸新幹線金沢開通が重なり、全国の仲代ファンが訪れるという事で、地元で
もチケット入手がむずかしいとの声を聞いてきました。能登演劇堂は、石川県七
尾市中島町にある、客席数600余のこじまりとした劇場ですが、何よりの特徴は
舞台正面奥が開き、屋外の景色が取り込めるという特殊演出が可能なことで、
大きな話題を呼びました。先日NHK「鶴瓶の家族に乾杯」でも紹介されておりま
したが、演劇堂(図書館併設)以外には何もない極めてのどかな農村地帯にあ
ります。
                        常任幹事 前田紘子

「おれたちは天使じゃない」無名塾公演 
◎ 日  時    平成27年11月9日(月)15時開演
◎ 会  場   能登演劇堂
◎ チケット代  6,500円
◎ 宿 泊 先   国民宿舎・能登小牧台
◎ 申し込み   2月15日(日)頃迄に、前田迄御連絡下さい。

※ 11月9日朝、新幹線にて金沢へ。参加者確定しましたら、旅程・観光等
御相談させて頂きます。


「赤秋の旅」
    

白門40年会創立20周年記念、卒業50年記念行事番外編観劇の旅
                         古谷 泰久(法)
--仲代達也の芝居を観て金沢、富山伏木輪島を楽しむ--
         平成27年11月8日(日) 9日(月) 参加;21名

 今回の企画、観劇がメインであり参加者の内11名が40年会会員、10名が
観劇に感心の高い前田さんの交遊関係の方々、観光も前半二日目午前中ま
では希望に沿って二つのコースに分かれました。一つが高岡市を中心として
万葉歴史館等の見学、もう一つが金沢城公園、兼六園をメインに市内見学、
曇りと雨の天気なれどそれぞれ心行くまで楽しんだ事と思います。

 9日(月)12時半参加21名が劇場手配のバスで1時30分七尾市の能登演
劇堂に到着、一息入れる間もなく楽屋へ直行。全く予想も期待してなかった仲
代達矢先生との面会と記念撮影、全員感激のきわみ。開演前の気ぜわしい緊
張の中丁寧に心のこもった対応と握手までして戴きました。握手をした女性は
その夜の入浴でも手を洗わなかったとか。これは一言前田さんの尽力に遂きる。

 劇場は舞台の背景が開閉式になっていて開けると自然豊かな庭園が表れる。
大都会にはないユニークな作り、演目は「おれたちは天使じゃない」、南米を舞
台とした翻訳もの、主演は大御所仲代達矢と無名塾の若手とベテランを混えて
のコメディ。さすが仲代先生、80歳を越える年齢にもかかわらず声の通りもよく、
セリフもよどみなく、トチリなし。身体の動きも柔軟、流石!終演の直前に背景が
開いて、夕暮れの中、淡い照明で庭園が浮かび上がるのも心にくい演出でした。
宿泊は”国民宿舎小牧台”21名全員揃っての懇親会、話題は仲代先生と演劇
で楽しく盛り上がりました。

 三日最終日はようやく雨とは縁切れ陽差しも見える中、観光タクシー二台に分
乗、波静かな湖のような七尾湾をあとにして輪島へ向う。有名な朝市でそれぞれ
お土産を購入。漆会館では輪島塗の素晴らしさにうっとり値段でため息、車中で
昼の弁当を食べながら途中塩田を見学して、白米の千枚田に到着日本海に向
かって切り立つ山肌に作られた棚田は壮観、これが日本人の勤勉の象徴。最後
に訪れたのは「総持寺祖院」かっての曹洞宗の大本山。その木造建築の壮大さ
に驚き、石造りヨーロッパの有名教会と比しても遜色ないとの感を強くしました。
観光タクシーは17人を乗せ定刻通りに和倉駅に到着それぞれ帰宅の途につき
ました。

 強行軍の時もありましたが楽しく心に残る事の盛り沢山な二泊三日でした。全
て企画された前田さん、妹さんの永井さんの絶妙のコンビネーションに依るもの
です。謝々謝々。

 赤秋(せきしゅう)とは人生を四季にたとえれば終末間際秋に置き換えられる。
この秋真っ赤に燃える紅葉の季節がある。枯れて散る前に燃えて輝こう。仲代
先生はこの時節を赤秋とよぼうと書いて居られる。真に我々はこの世代に到達、
タイトルに戴きました。当日我々は赤秋の世代と申し上げました所、先生は私は
赤々秋ですと返答されました。    タイトル「赤秋の旅」は仲代達矢著「未完」より


下の小さい枠内の写真をクリックすると拡大します。



撮影;古谷泰久

上2枚の写真は新井嘉昭さんより

戻るトップページへ戻る