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2024年1月22日(月)
 「新春の集い」が開催されました

 2024年1月19日(金)、白門43会の令和6年「新春の集い」が中央大学・駿河台キャンパス19階の「グッドビュー・ダイニング」で開催されました。これまでは上野池之端の東天紅上野店での開催でしたが、昨年4月に駿河台キャンパスがオープンしたため、久しぶりに母校キャンパス内のレストランでの開催となりました。

    広々とした西側全面と、南北の各半分ほどに明るい窓が開けていて、近隣の大学やビルなどが眼下に見通せる明るい会場でした。会場内は一つのテーブルに6人ぐらいずつ、下半身がすっぽり入るような座り心地よい椅子席やソファー席が配置されていました。また広々と見渡せる厨房ではスタッフが甲斐甲斐しく働いていました。
 この日の参加者は全部で55名(うち女性10名)で、このほかアトラクションの出演者が5名でした。開会前にまず全員で集合写真を撮りました(末尾に掲載)。
 12時30分、星野副幹事長の開会の言葉と司会進行により会が始まりました。ここで校歌斉唱ですが、いつもなら小塚副会長のキビキビした振りのエールにリードされて歌うのですが、今年は元日に発生した能登半島地震のため七尾市出身の小塚さんが郷里へ戻られていて出席できなかったので、星野副幹事長の発声に合わせて全員で1番だけを歌いました。
 最初に清水会長の挨拶がありました。特筆すべきものとしては、来年2025年には白門43会の発足30年を迎えるので、四国地方への旅行その他いろいろの記念行事を行いたいとの話がありました。また43会には二人の画伯が居られて活躍されているとの話があり、町田譽曽彦さんと鹽野惠子さんが紹介されました。町田さんは二科展には何十回も入選され、海外でも賞を受賞されたりしており、鹽野さんは頻繁に個展を開催されていて、お二人の一層のご活躍を期待したいとのことでした。町田さんは今回、富士山を描いたカレンダーや絵葉書をたくさん寄贈してくれました。
 この後久しぶりの参加者の紹介があり、続いて古賀幹事の乾杯の音頭で宴が始まりました。この日の料理はイタリアンで、厨房のスタッフが三人分くらいずつ皿に盛った料理を運んできてくれました。

 しばらく歓談した後、いよいよ待望のアトラクションが始まりました。今回のアトラクションは、津軽三味線澤田流の「澤田美成会」の皆さんの演奏でした。艶やかな赤系統の衣装に黒い袴姿の女性4人と黒い衣装の男性1人(太鼓)の編成でした。
 オープニングは黒田節で、三味線、笛、太鼓に合わせて槍を持った女性の演舞が行われました。黒田節は男性が踊るものとばかり思っていましたが、美しい女性が槍をしごいて踊る姿は妖艶さも加わり、間近で写真を撮っていた私は圧倒されてしまいました。

    津軽三味線は早い撥捌きが有名ですが、そればかりでもなく、優雅な演奏もされるようです。説明によると発祥は沖縄の蛇皮線で、それが長い歴史のなかで次第に本土を北上してきて津軽まで辿り着いたとのことでした。気候の悪い地域で遠くの人にも聞こえるように次第に大きな音で演奏されるようになったとの話もありました。
 平成26年には日本武道館で1124人の津軽三味線の大演奏会が行われ、ギネス世界記録に認定されたとのことでしたが、この日はそれとは対極的なソロでの演奏も披露されました。
 この日は三味線担当の3人の人が担当を変ったりしながら演奏されましたが、極め付きの早い撥捌きの演奏がされる場面では会場から拍手が巻き起こり、一層ムードが盛り上がりました。また伝統的な曲ばかりではなく、会独自のオリジナルな曲の演奏も紹介されました。
 30分の予定時間があっという間に済んでしまい、その後、途中から参加された元会長の正野さんと中央大学理事で学員会副会長でもある岡田孝子さんが挨拶されました。
 司会進行の星野副幹事長のリードで惜別の歌の斉唱が行われました。プリントには4番までの歌詞が書いてあり、この歌は学徒出陣する学生を送り出すために中大先輩の藤江英輔先生が作曲されたもので、そのためには4番もぜひ歌って欲しいと私から星野さんにお願いし、快く承諾をしていただいたのですが、演奏のCDの方が3番までしかなく、残念ながら4番の歌唱は実現しませんでした。
 最後に矢崎幹事長の締めの挨拶で宴は終了しました。

    なお、今回は歌代雄七さんがホームページへ連載している随想が100話に達したので、さきに50話までをまとめて出版した「森羅万象Ⅰ」に続いて、51話から100話までをまとめた「森羅万象Ⅱ」を発行し、「森羅万象Ⅰ」とともに実費頒布したところ、大勢の出席者に購入していただきました。






【三沢充男】


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