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2026年1月13日
 第102回箱根駅伝雑感

中央大学応援部リーダー学科卒 小塚 正人

逆転優勝ならず又も5位
 柄でもないが、昨年11月下旬福岡市に出かけた折、勝運の神様で有名な筥崎神宮に絵馬を奉納してきた。
 「必勝中央大学! 箱根駅伝優勝!!」と。
 そのご利益は往路3位、復路6位、総合5位であった。(記録では10時間44分31秒、前回は10時間52分49秒)
 戦前の勝ち馬予想は、中大、青学、駒沢、国学院、早稲田の5強に上がっていただけに、思い入れの強い私には残念な結果であった。
 レース終了後の選手を前にした恒例の報告会は盛り上がりに欠ける静かな会で終了した。 下馬評が良かっただけに、3位にも入賞出来なかった事に対し、落胆した雰囲気であった。藤原監督も自己採点50点と語っている。
 以下に60余年の箱根駅伝追っかけ応援部員の雑感を述べてみたい。

 敗因の一つは山上りの5区であり、藤原監督(以下「監督」)も「山の覚悟を選手達に持たせられなかった。これが一番の敗因だった。5区が全てであった」と。まるで昨年の再現、箱根山中での逆転負け、3位でのゴールは実に悔しい。
 「1~4位区まではほぼ想定通りのタイムで来た」とも述べているだけに残念な結果である。大きなプレッシャーを背負った当の柴田選手(3年)は「想定よりも早く追いつかれ、ちょっと焦って、そこからきつくなった」と自分の心境を語っている。しかし私は柴田選手は酷な立場だったと理解している。(区間11位、1時間12分16秒)
 早大の選手は山上りのスペシャリストで実績があり、青学の選手は驚異のタイムで区間新を出したスーパーマン(?)であった。(区間新1時間7分16秒)
 来年、彼のリベンジに期待したいし、彼に替る選手の出現を強く望む。
 敗因の二つ目は、監督が往路終了時点で「トップと1分36秒なら逆転可能」と言っていた復路に大きな戦力ダウンが起きた事である。エースで主将の吉居選手を足の故障(10日前にふくらはぎ等を痛めた)のため、ポイント区の7区を回避して9区に起用となったことである。その結果、タイムを挽回できず不発に終った(何と区間8位)。さらに順位を下げた10区(3位→5位)にも異変が起こった。当初の予定走者(1年ホープの浜口選手)にアクシデントが発生し、吉中選手(4年)に交替起用となったことである(区間15位)。
 監督は「9区、10区は最適解ではなく、私のマネージメントミス」と選手を庇った。1万メートル27分台の選手6人のうち2人が欠場と不調、それが復路に片寄っては勝てません。意外にも層の薄さが露呈した。この戦力からすると復路6位も頷ける(?)。異常時の順位下降の恐ろしさを又味わった。
 さて、本気で優勝を目指した今回、見事に跳ね返され、悔しさを晴らす(監督)来年以降の課題として
① やはり懸案の5、6区の「山」対策。特に上り選手の育成。幸い今年3000メートル障害競走の高校日本一他の入学が予定され、山上りの5区要員として期待したい。
② メンタル・フィジカルに強い選手の更なる育成。併せて「負けじ魂」精神の醸成を。
③ 最後に某メディアから「スピード(+)力強さも備わりつつある。それに何が足りなかったか?」と問われ、指揮官(監督)は、「箱根駅伝を勝つという覚悟が足りなかった」とも答えている。
その覚悟が今年1年で実現できた時、出場100回の来年に栄冠があると思う。そう願う。

   ガンバレ中大!!

第102回箱根駅伝順位 動くグラフ