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2020年12月7日
 歌代雄七さんの「経済が変わる、コロナで」をどうぞお読みください

清水 正

 今般、「会員だより」でおなじみの歌代雄七さんが論文「経済が変わる、コロナで」(副題:未曾有の混乱、社会の変容だけではない)を著作されました。総ページ100を超える大作です。新型コロナウイルスにかかわるあらゆる分野の項目を広く、深く説かれたもので一般の新聞などでは得られない情報が満載されています。
 歌代さんのご厚意で43会会員の皆様には全文をご提供いただけることになりました。ご希望のかたは歌代雄七さんへ必ずメールにてお申込みください。お申し込みの際は、ご自身のアドレスを明記してください。

2020年11月30日
 小田治一さんの会社が経産省の「はばたく中小事業者300社」に選定

清水 正

 会員の小田治一さん(山形県鶴岡市)の経営する「株式会社 庄内クリエート工業」が、先ごろ経済産業省が選定する2020年度の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。
 長年にわたる産業用装置製造で培った技術・ノウハウを活用し、医療機械「高周波がん治療機器」」を自社開発した、などの内容で高い評価を得たものです。
 昭和52年の創業以来小田さんが実績を積み上げ、近年社長の座を息子の秀一さんにひき継ぎました。小田さんは今秋の43会山形旅行会では酒田市在住の佐藤勝見さんとともにホスト役を務めていただきました。
(内容の一部は「荘内日報11月14日付け」を参考にしました。)

2020年10月19日
 43会HP雑感

石橋 忠雄

 コロナ禍の終束が見とおせず、息苦しい日々ですが、今となっては2月7日の新春の集いの折、皆さんと散策した湯島天神の白梅も記憶の彼方にかすんでしまったような思いです。
 その後、一向にご無沙汰しております。青森県むつ市の石橋です。
 先月、アナログ人間を自称する私も子供達の進言もあって初めて年寄向けのスマホを買い求め、その操作に四苦八苦している毎日ですが、事務所の者に43会のホームページを検索してもらい、拝見したところ、会員の方々からの投稿に些かびっくりしました。学者の論文のようなものから内外の歴史を奥深く解説されたもの、あるいはしょう洒なエッセイや芸術鑑賞等、いずれも筆者のもう1つの横顔を見るような秀作ばかりです(と思われます)。
 さて今回、改めてホームページを開いて見たところ、会員だよりに歌代さんの石川啄木と宮沢賢治についてのエッセイが投稿されておりました。
 添付の写真は、私が中大3年生の時、神保町にて魚住書店から発売されたばかりの「石川啄木文学ノート」の表紙で、今でも時折り手にとり頁をめくっている一冊です。
 さてコロナで仕事の方もしばらくは開店休業かテレワークでしたので晩飯後は早目に布団に入り、しばし俗世間を忘れるために昔の歌や詩を口ずさんだりしていますが、その中に賢治の「雨ニモマケズ」があり、今回の歌代さんの考察には思わず引き込まれ、興味深く読みました。
 この詩の出だしはご承知のように「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」で大方の共感をよぶところですが、終りの一節は「ミンナ二デクノボウトヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイウモノニ ワタシハナリタイ」となっており、凡人の小生はただウーンとうなるばかりでした。今回、歌代さんの解説で賢治が若くして病にたおれた時の作品であることを知って少しは賢治の気持ちが分ったような感じがします。歌代さん有難う。
 ところでホームページには投稿歓迎とあったので、現状ではなかなか東京にも行けないので忘れられないようにと思って投稿してみました。

2020年6月29日
 コロナグッズ

三沢 充男

 「ウイズ・コロナ」という新語をよく聞くようになったが、これからは生活の中にコロナが居すわる雲行きになってきた。そんなコロナの時代のもっとも身近なグッズと言えばマスクだろう。
 先日テレビで不織布マスクの構造について説明していた。不織布マスクは3層構造になっていて、真ん中が不織布、外側は撥水加工された布、内側は肌に優しい構造の布でできている。だから必ず説明書きを読んで外・内を間違えないように装着せよという。
 これまでは説明書きも読まずいい加減に付けていたが、反省せねば……。

 だが、今日の本題はマスクのことではない。
 お金はなくても時間だけは潤沢に所有している私は、これまで週のうち4回くらいはスポーツジムに通って、衰える筋肉と運動機能の維持(それからボケ防止)に努めていたが、コロナのために自粛せざるを得なくなった。それでこれらを補うために力を入れているのがウオーキングとサイクリングである。ウオーキングは近くのニュータウンの遊歩道や狭山湖堰堤の往復を大体1時間、サイクリングは狭山湖の堤防を経て多摩湖を1周して帰ってくるまで大体2時間である。
 ウオーキングをより楽しみながらやるためには、音楽を聞きながら歩くのが一番だ。外出の時はスマホ(以前はガラケーの「らくらくホン」だったが、「白門43会のホームページはスマホでも見られますよ」と宣伝しておきながら自分が持っていないのでは格好がつかないので、今春「らくらくスマホ」に乗り換えた。)が欠かせないが、この中にはかなりの数の楽曲をPCから取り込んである。だからこれを今はやりのワイヤレス・イヤホンで聴くのがいいと思いついた。家にいるときは有線のイヤホンで聴いていたけれど、運動の時はケーブルが邪魔になる。それでネット通販でワイヤレス・イヤホンを注文した。どれがいいのか分からないから、安そうなのを買ってみた。
 品物が到着してから、音楽が聴けるようにするまでが一苦労だった。左右の耳に差し込むワイヤレス・イヤホンは耳の中に入る小さなスピーカーに2.5センチくらいの持ち手が付いている。実はこれがスマホからの電波の受信器になっていて、軽くタップするとスイッチの入・切や音量調整、楽曲の送り・戻りなどができるという。これを入れておく箱は縦横4~5センチの四角で厚さが2センチほどの充電器である。これをPCに繋いで充電し、この箱の中でさらにイヤホンに充電する仕掛けになっている。
 面倒だったのはこのイヤホンとスマホのペアリングである。要するにスマホに入っている音楽をイヤホンの受信機で受けられるようにセットするのだが、これがなかなかうまく行かなかった。
 ようやく繋がるようになったと思ったけれど、次の時にはまたスイッチが入らない。タップしても音量調整や楽曲の送りなどもスムーズにいかない。ご機嫌が良いときはすぐに音楽を奏でてくれるけれど、機嫌を損じるといくらタップしても言うことを聞かない。この辺が安物の所以なのかなと気付いた。しばらく使ってみてどうも調子が良くないので、今度はもう少し高級なのをと思ってネットで倍くらい高いのを買ってみた。しかしこちらは片耳の電源が全く入らず不良品だということが分かって、即返品した。また買い替えるのも癪なので、先に買った安いのを騙しだまし使っている。最近はご機嫌の取り方が何となく分かってきたので、どうにか使っていけそうだ。
 それからこれに関連してもう一つ。ウオーキングをより楽しくするためには音楽ももっといろいろ取り込まなければならない。このためPCからさらに多くの楽曲を取り込もうとしたが、スマホに入れられる曲はmp3とかmp4とかのものに限られ、wmaという形式で録音されたものは取り込めないということが分かった。ちなみに家にある中大の校歌、応援歌、惜別の歌など(中大グリークラブ演奏)の音源はwma方式なので取り込めないことが分かった。ウオーキングはそれなりに楽しくなったが、若い人たちが電車の中などで楽しそうに聞いているグッズも、年寄りが使いこなすのはなかなか大変だと悟った次第である。(下の写真は狭山湖堰堤からの眺望をパノラマ技術で撮影)

 次はサイクリング用のグッズである。イヤホンで音楽を聞きながら走るのは危険なので、別の楽しみ方が必要だ。
 家から狭山湖の堰堤を通って多摩湖を1周して帰ってくるコースを地図で測ると大体20km弱だが、実際はどうなのか。距離とか時速だとかが分かればサイクリングがそれなりに楽しくなるのではないか。そこで考え付いたのが速度・距離計だ。先に返品したワイヤレス・イヤホンの返金をギフト券に交換して利用し、「キャット・アイ」と愛称の付いたサイクル・コンピューター(速度・距離計)を購入してみた。
 自転車のハンドルに取り付けるディスプレイ(中に微小のコンピューターが入っている。)と前輪のフォークに取り付けるセンサー、それから車輪のスポークに取り付ける小さなマグネットで構成されている。車輪についたマグネットが回転してセンサーのそばを通過すると、センサーが感知して無線でハンドルのコンピューターに知らせる。コンピューター側ではあらかじめ入力された車輪の周長と回転数を掛け合わせて走行距離を計算する。また瞬間時速を計測し、最高時速や平均時速を算出してディスプレイに表示する仕掛けである。ディスプレイをハンドルに装着したり、センサーを前フォークに取り付けるのに多少手古摺ったが、何とかできた。
 自転車は26インチなのでその数字をセットして、いざ多摩湖周回コースに出てみた。多摩湖周遊自転車道には100mごとに路面に距離を記した銘板が嵌め込まれていて、さらに1kmごとには色の違う銘板が嵌められている。それで1km毎に距離計の表示と比べて見ると20~30mの誤差が出る。家に戻ってから車輪の周長を正確に計ってみると202cmであった。マニュアルに書かれている詳細設定で26インチの代わりにこの数字をインプットして翌日再度計測してみると、今度は銘板の距離とメーターの表示が一致した。家から多摩湖を一周して帰ってくるこのコースの距離は19kmであることが分かった。
 これをもとにウオーキングの時の歩幅も計算してみた。先ず自転車で多摩湖周回コースに出て、家から2kmの地点(狭山堰堤の10mほど手前であった。)を確認しておき、次の日その区間を歩いて見るとスマホの計測で2,720歩であった。それで自分の歩幅は平均73.5cmであることが分かった。
 スマホにインストールされているソフトの歩行距離は余りあてにならないが、歩数だけは正確にカウントする。だから歩数に歩幅を掛け算して歩行距離を計算できるようになった。このことからニュータウンのウオーキングのコースは大体5.3km、狭山湖の堰堤へ出て違うルートを通って帰ってくるコースもほぼ同じだということが分かった。
 走行距離や歩行距離が分かったとして、それで何か意味があるのかと言えば、特にどうということはないけれど、コロナで閉塞感がある今日この頃、何となく達成感が湧いてくるような気がするのである。

 危険と隣り合わせで闘っている医療従事者の方々から見れば「何とノーテンキなことを」とお叱りを受けるかもしれないけれど、この歳になってみれば如何にして毎日を健康に過ごし、人さまのお世話にならないで生きて行こうかということが至上命題になっている。 白門43会員の皆さまも自分なりのこだわりグッズをお持ちではないかと思う。端から見れば特別面白そうではなくても、こんな世の中を生き抜くためにささやかな自己満足を求めるのも悪くはないのではなかろうか。
(下の写真は多摩湖下貯水池、この向うに上貯水池と狭山湖がある。中央右白く見えるのは西武ドーム球場)

2020年5月25日
 眠っているウクレレをご提供いただけないでしょうか

峯岸 修三

 コロナ禍の自粛要請で、毎日自宅での生活が続いておりますが、皆さんお変わりなくお過ごしのことと存じます。
 私は、四街道市公民館「ウクレレ教室」と「ちいきカルチャー(2教室)」でウクレレ講師をしておりますが、この3月から全講義休講となりました。いつ再開されるかは定かではありません。
 休講当初は、資料作りや読書だのと気の利いたことをしようと思っていましたが、長い期間を過ごすには、種が尽きます。毎朝のラジオ体操とストレッチポールでのマッサージは意識して続けています。ちなみに今は中学時代にもらった1960年代物のカマカ(ハワイ最古のウクレレメーカー)のオーバーホールをしていますが、手こずっています。
 ところで、教室で使うウクレレは、事情が許せば必要最低限のウクレレを楽器屋さんから購入してもらいます。既に10本以上も購入して腕を上げている生徒も増えましたが、中には外観はまともでも弾きにくいウクレレや、通販で2本7千円で購入したというような本体を持参して参加される方もいます。
 「どうせ練習だから弾けるレベルに調整してください」というものについては、預かって練習に耐えるレベルには手を加えます。
 約1年が経過して生徒から修理依頼を受けたウクレレは10本以上になりました。中にはハワイ製のビンテージ(古くて価値の高い年代物)も含まれており、関西の某マニアが高価で物色しているものもありました。
 生徒によっては、別のカルチャー教室で先生の紹介で15万円以上のカマカを購入したものの、半年経ってもほとんど弾けずに卒業して、私のところへ来た人もおります。

 そこで、皆さんにひとつお願いがあります。
 ご自宅で眠っているウクレレがありましたら、ご提供いただけないでしょうか?
 (弾き飽きたものでも、壊れていても構いませんが、無償で提供していただけたらと思います。)
 手を加えて、体験用や新入生徒の手ほどき用に使用したいと考えていますので、ご協力いただければ幸いです。


修理参考例
左から
・東京弦楽器製作所
・カマカ
・カマカ
(カマカの2本は、ラベルがMade in Hawaii hand madeとなっていますが東京弦楽器製作所がOEMで製作した日本製と推察されます)