概要・沿革
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大阪白門会の歴史
明治25年(1892年)1月9日結成。
大阪支部は明治18年(1885年)に大学の前身英吉利法律学校が創設され、同22年に東京法学院と改称された直後の明治25年1月9日に大阪で結成された東京法学院関西院友会として結成された学員会最初の支部組織であります。
現在は行政単位の近畿その6支部になってそれぞれ独立して活動していますが、近畿ブロック会議を持つなど広域的な連携を進めています。
タイムトラベル中大100年 院友会関西支部の結成
学員時報1992年6月号より
明治25年1月9日午後5時、大阪中之島の洗心館において東京法学院関西大会が開催された。
『法学新報』によれば、当日は名古屋、大津、京都、奈良、神戸、岡山、洲本、廣島等から百余名の院友および東京法学院からは講師総代の山田喜之助と院友会総代の恩田熊寿郎が派出されたとある。
大会は、講師総代山田の開会あいさつに始まり、次いで来賓法学士砂川雄俊、山下雄太郎ほかの演説、大会発起者の一人北岡保定による祝詞電報の紹介と進み、最後は酒宴を満喫し、「肴核尽きて情未だ尽きない状況」ではあったが、午後10時散会となった。
本学は、明治21年(1888年)10月の英吉利法律学校校友会結成以来、毎年総会および大会を開催して校友・院友の交誼を深めてはいたが、開催地が東京であったため、地方に在住する校友・院友はなかなか出席出来ないのが実情であった。
特に関西地方は関東についで校友・院友の多い地域であったため、関西での大会開催は待望されていたのではないかと思われる。
そのような関西の院友の思いは『法学新報』の中の「今やこの會の開かるるに會す実に喜ぶべきの至りと云うべし我輩は天長く地久しく此會の永遠無彊ならんことを望むものなり」という記載にもよく言いあらわされている。
そして翌年4月に開催された東京法学院関西院友会支部を設置することとなった。
この大会には講師・院友総代として高橋健三・花井卓蔵の両名が出席したが、院友伊藤秀雄の発議により、院友会支部を大阪市東区淡路町に設置すること、支部委員長を高橋健三、委員を伊東秀雄・後藤偉四郎、安原権吉、渡辺留三郎、岡田泰蔵の5名とすることなどが決議されたのである。
本学は、関西支部の創立を初の東京法学院関西大会が開催された明治25年としているが、この時点で関西支部の結成が実質的に決定していたと理解するのも大いに説得力のあるところであろう。
その後、東京法学院関西大会の開催や関西支部の結成がきっかけとなって、上毛、名古屋、北海道、長野などでも院友の懇親会が催され、明治27年(1894年)4月までに上毛、静岡、長野の3支部が結成されている。
院友会関西支部の創設はこれまで東京に片寄りがちだった院友会の活動を地方へも押し広げるための一翼を担うものであり、各地域における院友会支部結成の先駆けとなる快挙であった。
【創立100周年】 関西学員会六支部合同で開催
昭和63年(1998年)京都で開催された近畿ブロック役員懇談会で北尾兵庫支部長より提案され、高橋大阪支部長が交通の未発達の明治25年に東京を遠く離れた大阪で学員会が結成された大先輩の偉業は特筆されるべきでこの志を受けて100周年を祝うとともに新たな決意で母校のさらなる発展へ貢献すべきであると大阪支部に百周年記念事業実行委員会を立ち上げ、具体案の検討を行い各府県支部と協議した。
記念行事は①記念式典、②記念親睦ゴルフ大会、③会報の発行の3本柱。
記念式典は平成4年11月14日(土)大阪商工会議所にて山本清二郎理事長、堂野達也学員会長、高木友之助総長のご西下を得て学員400余人が参集した。
引き続いて、そごう水島廣雄社長、衆議院議員中山正暉氏、東映監督山内鉄也氏の講演やパネルディスカッションが行われ、この後、懇談パーティーが父母連絡会のメンバーも加わって賑やかな会となった。
会報は「中央大学関西学員会時報」として創立100周年記念号を発行した。
記念ゴルフ大会は奈良斑鳩の法隆寺カントリー倶楽部で11月10日に近畿6支部の学員と中大関係者及びその家族を対象に140名が参加。
戦後の歴代支部長
小川 吉久 | ~昭和34年 | 株式会社そごう専務取締役 |
下条 小野右衛門 | 昭和34年~36年 | 全国公証人連合会副会長 |
横山 正一 | 昭和36年~43年 | 大阪トタン株式会社社長 |
井上 長永 | 昭和43年~62年 | 船場電気化材株式会社社長 |
高橋 季義 | 昭和62年~平成13年 | きんでん社長 |
森内 康雄 | 平成13年~17年 | 株式会社コーユービジネス社長 |
吉岡 利固 | 平成17年~20年 | 新日本海新聞社社主 エフワン株式会社会長 |
尾家 亮 | 平成20年~28年 | 尾家産業株式会社会長 |
松村 安之 | 平成28年~ | 唯一法律事務所 所長 |
編集後記
このホームページの製作にあたって先輩のご協力を賜りました。
題字は、宝田副支部長に揮毫して戴きました。
沿革等の資料は、米澤顧問にご協力を戴きました。
お礼申し上げます。
支部名称変更のお知らせ
「中央大学学員会大阪支部」 ⇒ ⇒ 『中央大学大阪白門会』に!!
明治25年に大阪支部創設122年の歴史を経て、中央大学のシンボルである「白門」に。
名称変更の経過
平成23年秋、兵庫支部総会に先立って近畿地区ブロック協議会を行いました。
昨年10月27日に和歌山にて近畿地区学員会兵庫、奈良、京都、和歌山、大阪支部の支部長、副支部長、幹事長が出席。学員会本部からの要請事項、各支部での問題点などを含めて話し合いを行いました。
支部呼称について
近畿地区では名称統一して「中央大学○○白門会」とする。
大阪支部の場合は「中央大学大阪白門会」となります。
“白門”は校歌、応援歌の歌詞にもあるように、母校中央大学の象徴であると同時に“白門”は学員の絆の強化、学内外のPRにとって最適な呼称である。
複数の支部から学員会○○支部ではなく、○○白門会を正式承認して欲しいとの要望があり平成24年5月の定時学員会総会で報告されました。
大阪支部でも昨年7月の総会の折に尾家支部長より名称変更について報告をされました。
本年5月の理事会で承認されました。
今回の総会にて変更のご承認を戴きました。